COSME KITCHEN JOURNAL Autumn Edition 2017 Vol.15

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綺麗を呼び込む 女の直感力

〈第4章〉
直感力とは、自分の閃きを信じて信じ続けて、
大きく育て、現実のものにしていく力!

映画「ララ・ランド」で、ヒロインのミアを演じたエマ ストーンは、オスカーを初め数々の映画賞に輝いている。
おそらくは、映画のテーマともなっている「直感を信じる女」をあまりに見事に演じたから。

女優を夢見て大学を休学、ハリウッドに住み、オーディションを受け続ける日々。通りを歩いていてふと聴こえたピアノの音色に足を止め、覗いた店で、ピアノを弾いていた男とその場で恋におちる。自ら作曲した曲を弾いていて、店をクビになる男と。そして、お互い成功を夢見ながら励まし合うのだが、2人を導いたのはやはり直感。当然のように、思うように人生運ばないのだけれど、自分の直感を信じて進み続ければ、必ず未来は開けるという物語である。

だから、ミアは目が違う。大きなその目はただ美しいだけじゃなく、未来を見据える力強さを持っていた。まさに自分の直感を信じる人の美しさを描き出すよう。直感力が何ものであるかも……。
そこで気づいたのは、直感力がただ未来を予見するチカラではないこと。むしろ、自分の直感をどれだけ強く信じるかで、未来が決まるのだということ。小さな閃きや小さな願望も潰すことなく、大きく育てて現実にしていく、その為のエネルギーとなるのが、自分の直感を信じて進むチカラなのだと。それは人が生きていく上でとても大切な能力、人生を思った方向に進めるため、夢を叶えるためには全く不可欠な力だと思うのだ。

「習慣はやがて人格になる」という言葉があって、それこそ毎日の整理整頓が、やがて几帳面という性格を作って行く訳だけれど、たぶん同じように継続の力は運命さえ変えるから「直感も信じ続けるとやがて現実になる」………。

ちなみに、理屈の上では、占いや運勢を信じることと直感力は対極にあるものの、見えないものの力を信じる心は1つ。占いを信じる人ほど、じつは直感力にも優れている。だから時々、自分の直感も研ぎ澄ませる練習をしたいもの。目を閉じて、一切の邪念を振り払い、自分の心と深く向き合い、心の声を聞く。その時"聞こえた何か"をきちんと意識に刻みつけること。あるいはまた、フラワーエッセンスのようにより花の波動を感じて心の向きを変える植物療法より、自分のオーラにまとわせるポマンダーの香りに対しても、直感力に優れた人ほどやはり効果を感じていて、眠っている直感を目覚めさせ、結果として直感力を鍛えることにもなるはずなのだ。

もちろん、 底知れない自然の力を心から信じることも、また直感を研ぎすませる大切な決め手。自分たちも自然界の中の1つの命であり、自然と深いところでつながっていると思うからこそ、自然のパワーを信じられる。だからこそ直感力を信じる女は美しいし、その美しさが力強いのだと思う。大いなる力に支えられていると言う自信があるから。信じる力が、人を美しくし、成功に導き、そして幸せにする……そういう絶対の法則があること、どうか忘れないで欲しい。

齋藤薫

齋藤薫 美容ジャーナリスト/エッセイスト

女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。最新刊は初めての男モノ『されど、男は愛おしい』(講談社)。また『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)他、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など多数。

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