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more than words

つかみどころのない不安には、とっぷりほぐす自分をいたわるセルフケアを! 自粛は解除になっても収束はまだまだ先、マスク生活にも終わりが見えない。
つかみどころのない不安で、 新たな疲れが出てきた頃かもしれない。
おそらくは、自分そのもののバランスが崩れていたり、気づかぬうち にいろんな肌悩みが始まっていたりする。
新しい生活様式にも慣れてきているようで、未だ緊張が張り詰め ている日々。
このあたりで、自分自身をとっぷりとほぐしてあげたいもの。
意識して五感を解放させながら、 自分自身をいたわるように。
全身で取り組む自分をいたわるセルフケアを、今すぐ始めたい。

肌の潤いにもエイジングケア*1にも
スティック式のバームなんてなかった!

そうそう、こういうものが欲しかったのと、膝を打つ人は多いはず。まるでリップクリームのような使いやすさで、いつでもどこでも外 的環境に立ち向かい保湿するスティックバームなんてなかった から *2。肌にとろけるように吸い付いて、気になる部分をしつかりとケアできる。日中、日差しを受けた頬骨や鼻筋、おでこなどに、メイクの上からも潤いを与えて。マスクによる肌色ムラが出ない ためのひと技にも。また目元や頬などへは、日中のエイジングケ*1として。実は乾燥によってくすんだり、エイジングもする唇 には、それこそトータルリップケアとして使ってほしい。
*l年齢に応じた保湿ケア *2to/one スキンケア部門内

フェイストリートメントスティック

2g/¥2,900+税 ★

スキンケア効果に優れたカバー力が
何より有難い、”時々リモート生活“

今後も続くリモート会議では、きちんとはしていたいけど、しつかりメイクは嫌。ましてやいろいろ塗り重 ねたくないから、“スキンケア効果の高いカバーガ' が一番嬉しい。だからコレ。まさに日中美しくいるた めのハイブリットなダブル効果に強くこだわったモイ ストCCクリームは、色くすみだけでなく毛穴やシワまで上手に隠しつつ、サボテンオイルやフラワーエキス で乾燥が気になる部分をに潤いを与える効果に優れている。だから常に透明感*に満ちた素肌へ。もちろんそのまま外出もできる、今の生活習慣にぴったりだ。
*メイクアップ効果による

デューイモイストCCクリーム 02

30g/¥2,800+税 ★

今も昔も繁栄と強さのシンボル、
ざくろに宿る力は果てしない

人智学を研究してきた歴史あるヴェレダが、ざくろに特別な思い入れがあるのもうなずける。500キロの種子から 1キロしか取れない希少なざくろオイルヘのこだわり、若さと成熟さの共生を象徴するざくろシリーズの、ヴェレダの真骨頂である独自のブレンドがまた素晴らしい。オイルでエイジングケア*ならまずこの1本と言われるほど、璽要な美容オイルとして記憶したい。マッサージするように馴染ませると、自分のポテンシャルを引き出してくれるようで、 ざくろのように美しく成熟できそう。
*年齢に応じた保湿ケア

ざくろフェイシャルオイル

30mL/¥6,000+税 ★

純度999.996oの金箔 *1
するする肌になじむ感動
まさに肌を慈しむお手入れ!

今こそ自分を大切に大切に慈しむお手入れが必要な時。だから贅沢な金箔*’シートを選んでみた。金箔と言えば加賀八万石の金沢だけれど、まさに金沢の老舗金箔屋の作業場(ま かない)を ル ー ツに持つ『MAKANAI』が研究に研究を重ねて作ったのがこれ。純度999.9%.(パーミル)の24K金箔*’シートが肌にピタリと吸い付いて、その後オイルなどを馴染ませることで、なんとも不思議!金箔*’がするすると肌の中2に溶け入ってしまうのだ。見せかけだけじゃない。天然の金箔*1がそのまま肌に 入ってい*2のは、まさに感動。金の効果 で肌のハリツヤが増すのは気のせいでは無いはずだ。
*1金(整肌成分) *2角質層まで

金箔艶肌シート

12枚入/¥5,500+税 ★

ひたひたの水に浸っているような水感が、
心地良すぎてクセになる

ジェルは一見見分けがつかないが、実際肌に伸ばすとその肌触りは本当に様々。このウォータージェルは名前の通り、まるでひたひたと水に浸っているように、みずみずしく肌に溶け込む*1水感がしつかり感じられる上に、涼やかなローズの香りがしんしんと届くから、心地良すぎてクセになる。大人気のニュージーランド産マヌカハニー*2を配合し植物由来のヒアルロン酸が肌を潤してくれる。肌が目に見えて乾いている時、逆に肌がオイリーに傾いている時、肌荒れの予防*3にも。季節も問わない嬉しいジェルだ。 *1角質層まで *2ハチミツ(保湿成分)
*3外的要因による肌荒れ

バプタイズ
H2Oウルトラハイドレーティング
ウォータージェル

60mL/¥4,500+税 ★

日本人のお風呂好きをよく知っている
岩塩×精油の見事なブレンド

お風呂の大切さをよく知っている日本のオーガニックコスメは、私たちにとってやっぱり素晴らしいバスソルトを作ってくれた。植物オイルの ブレンドにモンゴル産岩塩*を組み合わせ、なんとも濃厚かつ贅沢なお風呂に仕上げてくれるのだ。この岩塩、なんと3億年前に起きた地殻変動でもたらされた貴重な塩。清々しい香りと、文字通り気持ちをぐんと上げてくれるような入浴は、頑張った一日の終わりに。足湯にも。
*モンゴル岩塩(基材)

アロマソルト フォー エナジー

300g/¥2,000+税 ★

気分もスッキリ マルチバームは、マスク着用の友

マスク磐用の毎日で、鼻周りや頬の肌荒れを防ぐ、いいものを見つけた。 あまたあるオイルバームの中でも、すっきりとした清涼感ある香りは、マスクの中でも圧迫感を感じさせない。「わが子に食べさせられる?」を基準に原料を厳選するブランドが選ぶ有機エキストラバージンココナッツオイル*に、12種類のハーブをブレンド。胸やこめかみに塗ればスツ キリ。だから仕事中のリフレッシュ、睡眠前にもぜひ。一品持っておくと日々活躍するバームで、憂いなし。
*ヤシ油(基材)

オイルバーム ブレスユー

10g/¥1,700+税 ★

40g/¥3,400+税 ★

まさに自分で自分をハグするように
泡で、オイルで、ボディのエイジングケア*1

体を洗う。それがそのまま“オフ"のプログラムになるのがこのウカ。ミネラル たっぷりの死海の塩*2と精油の絶妙なブレンドが、ボディー洗いを特別な時間にしてくれる。イランイランやマンダリンオレンジなどをペースにした香りは、 フレグランスのようにたおやかで美しい。だからその名の通りハグするように 自分を泡で包むだけでうっとり。ハンドウォッシュとしてもぜひ。一方のポディ オイルも、肌に溶け込むように柔らかいのに自然の保護膜を作っていつの間に かボディーのエイジングケア*’になっている。ベタつかずなめらかにのび、ガサガサの手足も1回ツルツルに。毎日ゆっくりハグしてほしい。
*1年齢に応じた保湿ケア *2海塩(基材)

uka Body Oil Hug

100mL/¥6,500+税 ★

uka Body Wash Hug

250mL/¥3,000+税 ★

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Kaoru Saito's Column

More than words <第四章>

“気配が読める人”になる。一瞬で相手の心を察知できる人になる。
それもまたモアザンワーズ。

長い自粛生活からは解放されたものの、今なお刻々と状況が変わっていて、未だ心は落ち着かないまま。元の生活に戻れる喜びがある一方で、できるなら元に戻したくないこともあったりする。通勤電車に以前よりストレスを感じたり、リモートワ ークが長く続いて、人と直に関わること自体に不安を感じるようになっていたり……

いわゆるソーシャルディスタンスが早くも身に付いて、人と近づきすぎてはいけないと思うからか、これまでのパーソナルスペース、すなわち無意識に取っている相手との距離感覚そのものが崩れてしまったのは確か。しばらくは人との向き合い方に悩むこともあるのだろう。

でもだから今こそ身につけたいのが“気配を読む力” ………。“空気が読める読めない”とはまた違う、もっと曖昧な、磁場のような感覚を五感や本能で読み取る力、この誰にでも備わっている直感を目覚めさせたいのだ。“場の空気を読むこと”は、会話や人の表情などから次の展開や話の流れに寄り添っていくことなわけだが、気配を読むのは、もっと一瞬の予知のような能力。表惜も変えない人の心を察知するような。でも、難しいことではない。“勘”を働かせて、相手の気持ちを推測して、気遣いに変えればいいのだから。

なぜならパーソナルスペースが崩れた今、人と人との心地よい距離感が改めて問われているのだ。相手が望む距離感と、自分が望む距離感をとっさに形にしたいから。それが新しい生活様式における人付き合いの始まりだからなのだ。体と体の距離だけではない、気持ちと気持ちの距離も含めて、気配が読める人は誰とでも良い関係を築け、心地よい存在となるはずだから。

そしてマスクを通しても、気配が読める女になること。マスクはただ顔の半分を隠すだけじゃない、表情も、心のうちも、そっくり隠してしまう。だから、見えない相手の表情を知るためにこそ、見えない心の内を感じるためにこそ、その息遣いから心を読み取る力を身につけたいのだ。

逆に言えば、自分の表情も相手に伝わっていない。マスクをすれば誰だって印象が暗く見えるからこそ、無表情な女にならないため、また不機嫌な女に見えないために、プラスの感情は意識して大げさに相手に伝えるように心がけたいのだ。

マスク同士のコミニケーションでも、今まで口にせずとも伝わったはずの小さな受け答えや、表情だけで伝わっていた同意も、きちんとクリアに言葉にしなければ伝わらない。すれ違う人とも、声を出して挨拶するべき場面も出てくるのだろう。マスク時代の新しいマナーである。

一方で今“言葉にすること”の大切さが浮き彫りになっている。今まで「あ、うん」で伝わっていたことも言葉にしなければならならない場面が増えたから。でもそれこそが相手を気遣い、自分の存在を伝えること。今はお互いあえて言葉にすることで、言葉以上の思いを伝えることができるということを、どうか意識してほしい。それは、もう一つのモアザンワーズ。

もちろん目まぐるしい変化に、今はまだ、お互い上手なコミニケーションがとれずにいるのかもしれない。でも結局人を元気にするのも憂鬱にするのもコミニケーションの取り方次第。なるべく早く“勘”をつかんで欲しい。新しい生活様式を前向きに幸せに生きていくための最初の決め手は、まさにそこにあるのだから。気配や呼吸を読みつつ、思いをちゃんと声にして、言葉以上に思いを分かち合うモアザンワーズ、始めて欲しい。

齋藤薫美容ジャーナリスト/エッセイスト
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理車など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』 でコラムを執筆中。最新刊は初めての男モノ『されど、男は愛おしい』(講談社)。また『 “一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)他、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など多数。

Feel nature Choose sustainability 〜自然を感じ、持続可能なライフスタイルを〜

この便利な世の中の文化を維持・進化させるために、
自然界に学び、共存共栄できるような暮らし方、
自然に負担を掛けない有機的なライフスタイルを提案していくという意味でのFeel Nature。
Sustainabilityとは持続可能性。つまり、環境や社会にやさしいということ。
未来もずっと、現在のような環境下で人類が地球上で生活し地球上のすべての人が
できるだけ平等に社会的恩恵を受けられることを願っています。