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美容ジャーナリスト齋藤薫の“引き寄せ”コスメ Summer new item

人と会わない、出掛けない、
だから心が動かない今、
心身に希望の光を灯すのは、美容感性?
良くも悪くもコロナ生活に慣れてきてしまった今、マスクに慣れるだけではない、人に会わないことや出掛けないことさえ、なんだか当たり前のように思えてきた。だから心も動かずに、体中で代謝が滞っているような、そんな感覚を持つ頃なのかもしれない。 そんなふうに、身も心も運動不足になっている今こそ、自ら意識して命のエクササイズをしたいもの。何でもない、何も起こらない 日常で、最も身近な命の体操となるのが、日々の美容であることに、どうか気付いてほしいのだ。
例えばだけれど、洗うこと1つとっても、なにやら気持ちが高揚するような、生きるエネルギーが高まっていくような、そんな洗顔やクレンジングってあるはず。また、家にいる時さえ、停滞した心を動かし華やがせてくれるのが、優しさとトレンドを併せ持つネイル塗りだったりする。一方でコームやカッサといった、日常的に使うツールに一生でも使えるような “とっておきの良いもの”を選ぶと、それだけで暮らしのレベルが上がるように感じるもの。そしてもちろん道具はいつも私たちを行動的にしてくれる。自らを鼓舞するような美容の準備を、今こそすべきだと思うのだ。
そんな何気ない工夫ができるのが、すなわち日々の美容と言っても良い。1番身近なことだから、日々の何気ない美容が、生きる 希望にもつながってきたりするもの。そういう意味では「美容感性」とも言えるセンスを研ぎすませて、自分を鼓舞すること。自らの気持ちを立ち上がらせるのが上手な人は、実際いつまでも若々しい。希望に満ちた日々を送っているに違いないのだ。だから今こそ美容感性を働かせて!

マッサージ効果ある炭酸*がじっくり届き、
スチームバスの仕上がりのよう

常に攻めのテクノロジーで、オーガニックコスメの可能性をみるみる広げてきてくれたのが日本生まれのドゥーオーガニック。ついに炭酸*入りの泡乳液まで作ってくれた。泡美容は何だか心もとなくて……という声も耳にする中、これは本当にじっくりしっかり泡が角質層まで溶け込んでいき、マッサージのような働きを持つ炭酸* の効果を伝えていく、とても優れた泡乳液。ただの泡ともミルクとも違う未知なる快感と、まるでスチームバスのような仕上がり体験がうれしい。マスク感覚で泡をまとえば、なおさら大きな手ごたえにきっと目を見張るはず。今年は夏バテと言うよりコロナバテの肌が増えているはず。そんな肌に一度試してみて欲しい。
*噴射剤

ブライトサーキュレーターミルク

100g / ¥6,600

私たちがシャンプーに望むのは、
髪にとってフラットな状態
「0」に整えること!

日本におけるナチュラルオーガニックのブームは、シャンプーから始まったこと、知っていただろうか。それだけ多くの人が、洗うことで髪に負担をかけているという不安を抱いていた証。改めてその原点に戻って、セレクトしてみたのがこのオーバイエッフェのシャンプーなのだ。そもそもシャンプーの目的は汚れやダメージのない状態に整えること。それを丁寧に体現するのが3つの「0」へのこだわり。0の状態に近づけるためアルカリイオン化した水をベースに、合成香料や動物由来のものを0にするこだわり成分、0にリセットしてくれる心地よい香り。そして何よりシャンプーだけでもつるつるサラサラの髪ができあがる、0に戻すサスティナブル。これこそが求めているものだったのだと気づくはず。

モイストシャンプー

250mL / ¥3,080

むしろコロナ禍だから、
ネイルの色に鮮やかさが嬉しいとき

自然由来成分にこだわる中で、どれだけ洗練されたネイルが作れるのか、そこに挑んだのがto/one。見てほしい。今みんなが1番欲しい、ニュアンスのあるモードなカラーを丁寧に、思い入れたっぷりに描き出している。コロナ禍にあって、口紅を休んでいる人が増える中でも、ネイルは逆に人気。それもマスクが指先を目立たせる上に、いつも視界に入っている指先に彩りがあると、それだけで自らの気持ちを高揚させるから。さらには、ネイルを塗ると気分が上がるいう不思議な効果も。意外なまでにネイルが与える希望の力が浮き彫りになっているのだ。だからこそ爪に優しく、目にアデやか、心華やぐネイルを選んで。

ネイルポリッシュ
04ネモフィラ 05レースラベンダー 06レンテンローズ

10mL/各¥1,980

輝く天然素材、24金の恵みが
コームを特別な髪質ケア&カッサにした

文字通りのカリスマ、ツイギーの松浦美穂さんがアドバイザーとして参加した24金のラブクロム、スカルプカッサが、今大きな話題を呼んでいる。これでとかすだけで、本当に髪がいきなりツルツルさらさらになる。見事にツヤが出る。まとまりやすくなる。頭皮マッサージはもちろん、肩こり時のマッサージなどにも使える……等々絶賛の声が絶えないのだ。美しく輝く自然素材、24金だから実現した“信じられないほど滑らかな表面”が、静電気を起こさず、髪も滑らかに整える。クシなのに、クシをはるかに超えている。人にとってコームはまさに日々一緒に生きていくツール。だからこそ一生モノが一本欲しいと思うなら、ぜひこれを!

K24GPスカルプカッサ

¥16,280

セクシュアルな対人関係を
より心地よいものにするために

「世界エイズデー」の2020年12月1日に発売となったボディー&ハンドウォッシュがある。ジェンダーフリー、LGBTという言葉とともに性の多様性が一気に進む中、にわかに注目を集めるのが「セクシュアルウェルネス」というジャンル。セクシュアルな対人関係をもっと心地よいものにするアイテムが次々に今デビューを遂げているのだ。それもオーガニックがこの分野に取り組んだからこそ生まれた安心。日本においてその先駆けとなったのがこのbdaなのだ。殺菌効果が高くニオイケアにも役立つ洗浄料は、ボディーの隅々にまで使えるうれしい処方。グリーンティー*をベースとしたフレグランスのような上品な香りも人気。新しい時代を象徴するような一品だ。
*チャエキス(洗浄成分)

ディープクレンジングウォッシュ
ボディアンドハンドg&p
(薬用・医薬部外品)

300mL / ¥2,860

青魚からではなく藻から得られた
次世代のDHAだから、選びたい

今やエイジングケア*のカギとも言えるDHA/EPA。良いことずくめのこの2成分を同時に取るインナーケアは、人生700年時代、いつまでも活力と魅力にあふれた知的な大人でいるために、なるべく早く始めたいと言われる。これまで青魚からしか取れないと言われていたこの希少な成分を、魚ではなく藻から得ることに成功したのがこのサプリ。次世代のオメガ3とも言われる海の藻由来のDHAオイルが今本当に話題なのだ。海洋汚染の影響も回避、生態系を壊さずに、地球にとっても人にとっても優しい嬉しいサプリの誕生である。しかも、毎日取るものだからのさらなる配窟から、木材繊維のセルロースを使うのが一般的なカプセルに、タピオカを85%も使用した植物性のカプセルを採用。さぁ、今こそインナーケアを始めよう。
*年齢に応じた美容ケア

ヴィーガンDHA+ボラージオイル

90粒/¥4,104

何となく肌の調子が上がらない時
思い出したいひと技

目に見えるトラブルがあるわけではないけれど、古い角質が溜まって何となく肌が濁って見えたりくすんで見えたり。コロナ生活が長引くほどに、そういう声をよく耳にする。だから思い出して欲しいのが、心優しいスクラブ。気づかないほどの小さな出来事も積み重なれば、肌の営みにブレーキをかけて、乾燥などにもつながり肌色をくすませる。そこで大げさなケアはいらないけれど、心地よく香り高く、こわばった肌を一瞬で脱ぐように柔らかく整えるマイルドなスクラブがある。古代から美肌の使徒として愛された花、アイリス*の効果がたっぷりと届いて、肌に目覚めのような美しさをもたらしてくれるはず。
*イリス根(スクラブ剤)

ブライトニングアイリススクラブ

75mL / ¥3,300

何やら溜まっているときは、
カッサとオイルですっきり流す

運動不足になっている時、何だか体が重いように、長引くコロナ生活は体重には現れずとも、もったりとした“溜まり感”を生んでいるかもしれない。こういう時こそ、滞ったものを流して巡らせて、すっきりさせるカッサのお手入れが効く。顔はもちろん腕や足、デリケートな部分でも心おきなく“さする” マッサージが可能な、手間をかけて作られたこのカッサを選んでみた。愛媛県でしか得られないアースストーンはミネラル含有星の高い希少性ある石。冷たさや暖かさも含め、自然のものならではの繊細な肌あたりが嬉しい。滑りを良くするオイルにも、乾きを防いで生き生きとした肌へ尊くプロポリスエキス*入りのビューティーオイルを選んで。いつの間にか1日1回の習惧になっていくはず。
*保湿成分

スキントレーナー

¥10,780

バイタルスキンケア
コンディショニングオイル

10mL/¥4,180

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Kaoru Saito's Column Kaoru Saito's Column

Kaoru Saito's Column

ー 第1章 ー
コロナ禍2年目、
心が動かなくなっている今、
あなたも忘れかけていないか。
希望と言う感情を。

自分が生きている時代に、 こんなことが起きるなんて!きっと去年はそんなふうに思っていたはず。 それが今は、 この異常な時代に良くも悪くも慣れてきてしまっている。 マスクを外せないことにも、 旅や会食ができないことにも、 諦めのような気持ちが生まれ、あるいは未来に希望を見出そうと言う気持ちさえ、萎えてきているのではないだろうか。
つまり、 去年の方が失望も不安も不満も大きかったから、 早くそこから抜け出そうと言うエネルギーも体の中で渦巻いていた。 抜け出したらこうしよう、 ああしようと言う夢が次々に生まれた。 でも今、 収束の時をイメージしても、心があまりワクワクしないのだ。

ただ、 そんなふうに心が動かなくなっている中、 偶然か必然か日本で行われたオリパラ2020 。そこで私たちが目撃したものは、 停滞した心を大きく揺さぶった。 例えば、 人生の途中で重い障害を負って、 絶望の淵に立たされ、 でも何かのきっかけで競技と出会い、 そこに希望の光を見て、 努力して努力してついにメダルを取って輝くような笑顔を見せたアスリートたち。 その姿には、 衝撃を覚えたはずなのだ。 勢い、 自分がその立場だったらどうしただろうと考えた人も少なくなかったはず。 そして、 そういう失望の中で希望を見い出すのに、 一体どれだけのエネルギーが必要だったか、 想像もつかないことに茫然としたはずなのだ。 でも同時に、 希望という感情の凄まじいパワーにも改めて気づいたかもしれない。 希望とは、ほとんど「生きること」に等しいのだという……。「生きる希望」という成句があるが、まさに希望は、 生きるためのパワーに他ならないのだと。

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そういえば忘れていた。 まだまだ長引きそうなコロナ禍に、 すっかり忘れかけていた希望という感情。 いつも身近にあるようでいて、 実はきちんと呼び起こさないと生まれてこないもの。 しかもその希望には、 とてつもない力が備わっていることを、 今回思い出させてくれたのだ。

『不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない』シェイクスピアの言葉である。「不幸」の反対語は「幸福」だと思っていたけれど、現実はそう単純ではない。 心の仕組みはもう少し複雑。 自分が仮に、少しでも不幸だと感じている時に、いきなり幸せを探しても、 ただ虚しいだけ。 不幸のすぐ側に、 幸福は見当たらないからだ。 不幸感を感じたら、 まずすべきことは、 心に希望を抱くこと。 どんな小さな事でも良い。 希望の小さな光を心の中に灯すことなのだ。 それを手がかりに、 幸せのほうに向かって歩いていく、 そのプロセスが大切なのだ。 そう考えると、 不幸感を幸福感に変えることは、 それほど難しことではなくなる。 小さな希望を胸に抱けば良いのだから。

逆に言えば、 希望の反対語も、 絶望ばかりではない。 絶望や失望は、 一過性のものだから。 もっと何が原因かわからない日々の小さな不幸感、 毎日1ミリの不幸感がどんどんオリのように溜まっていって次第に心が重たくなっていく、まさに今のこのコロナ禍2年目のような状態から抜け出す手段も、 また小さな希望に他ならないのだ。

小さな希望の火を灯す……とても単純に、 何か新しい習い事を始めたり、 新たなコミュニティ ーに参加したり、 また部屋の模様替えをしたり、 そして状況が許せば旅の計画を練ったり、 いやそう思い立つだけでも、 火は灯る。 長いトン ネルの中にいる今だから必要な、 生きるための火、 今日……今ここで灯してみて欲しい。 命の中で、 静かに力が湧いてくるはずだから。

Kaoru Saito Kaoru Saito

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