いよいよ春の到来も間近。新生活が始まったり、学校・職場環境が変わったりと、切り替わりの季節でもあります。私も昨年、約20年勤めた会社を退社しました。大きな仕事をやり遂げた充実感と、“編集長”というプレッシャーを肩からそっと下ろした安堵の気持ちでいる一方、不安もゼロではありません。良いスタートが切れるよう、まずは願掛けのような気持ちで髪を切りました。そしてこれから始まる毎日が、決して“キラキラ輝くようなもの”とは言わないけれど、私らしく、そして笑顔で日々を過ごせたら……そう願っていくつかの決め事をつくりました。
まず、朝を丁寧に過ごすこと。少しだけ早く起きて朝日を浴びながら、スキンケアにじっくりと時間をかける。一日の始まりを心地良い状態に置くことが、自分を大切にすることに繋がると思います。まずは「Antipodes(アンティポディース)」のゴスペル グロウスキン C ジェルクレンザーで朝洗顔。眠っている間の汗や皮脂汚れをするっと落とす軽めのジェルテクスチャーが、半分夢見心地の肌に丁度良く馴染みます。また名前の“ゴスペル”とは“喜びを伝えるお知らせ”という意味が込められているそうで、使うたびに何だかご機嫌にしてくれるような、まさに朝にぴったりな逸品なのです。前向きに整えられた肌は、その日一日の何よりのモチベーションになってくれます。
そしてメイクには新しいムードを添えること。これまで自分はブラウンリップが似合うとばかり思っていたけれど、「to/one(トーン)」のペタル ブルーミング グロス 03のローズベージュが、意外にも自分にフィットしていてとても新鮮! いつもよりフェミニンな自分にちょっと照れながらも、ふわっと心躍るような感覚に。そう、メイクって外見だけでなく、内面にも影響するもの。 “私っぽくない”と否定してしまうのではなく、トライする余白をつくってアップデートしていくことで、新しい自分に出会えるかもしれません。
そして最後に意識したいのが、何事も“頑張りすぎない”ということ。こういったコラムを書いていると、とても意識の高い素敵なライフスタイルを送っていると想像されそうですが、現実はそういう日ばかりではありません。ドラマを見ながらついつい夜更かし、お菓子・ジャンクフードも大好き、休日はソファの上から一歩も動かない……なんて日もしょっちゅうです。だけどそこで自分を責めるのではなく、“自分のことを認めてあげる”という考え方の上書きをしてみてほしい。オーガニックコスメの精油の香りはモチベーションを上げるばかりでなく「そんな日があってもいいんだよ」とそっと寄り添ってくれるような、深い愛に満ちています。お気に入りの「SINN PURETÉ(シン ピュルテ)」のマインドフル フレグランス ノンアルコール Purification of Mind(心の浄化)をしゅっとひと吹き。ユーカリやオレンジ、ラベンダーやセダーウッドなど……自然由来ならではのやさしい香りを深く吸い込めば、リラックスして“心の固まり”をそっと溶かしていくことができるかもしれません。
何かをスタートするときは期待感とともに、不安もつきもの。どんなに準備をしたって心配は尽きないし、新しい扉を開けるのは勇気がいるもの。だけどその扉の先に広がる景色は、それを開けた人にしか分からない。動き出すところに希望が生まれる、それを後押ししてくれるオーガニックコスメの力を味方に、一歩前に進みたい。希望を持って。さぁ、新しい旅の始まりだ。