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みなさん、こんにちは。ナチュラルなパワーで200歳まで若々しく生きることを目指している”アンチエイジングの鬼”こと勝田小百合です。
この連載も早いもので第10回目になり、一応今回が最終回となります。まだまだ書いていないこともいっぱいあるのですが、最後に一番大切な「心」と「アンチエイジング」のつながりについて書いておきたいと思います。
美容医療全盛期の現代なので、「心とアンチエイジングに関係なんかあるの?」と思われた方もいるかと思いますし、よくあるプラセボ的な「気の持ちよう」な教訓的なお話かと思われるかもしれませんが、実は現実的に心とか気持ちというものは「見た目のアンチエイジング」だけでなく、皮膚、内臓や血管、健康全般、寿命にまで密接に関わっている研究データやエビデンスが多数あるのです。その中でも興味深いなと私が思った研究をいくつかご紹介しながら、私はビューティエイジングのためにどのような考え方や世界の捉え方で過ごしているのかを、少し書いてみたいと思います。

2007年、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究者が、心理的ストレスが皮膚のバリア機能の回復に及ぼす影響を調べました。
参加者は18~40歳くらいまでの健康な男女85名。
皮膚バリアをテープで一時的に傷つけ、その後、心理的ストレスを与える群と与えない群に分け、皮膚がどのくらいの速さで回復するかを測定しました。
与えられたストレスはTrier Social Stress Test(TSST)という、心理学・ストレス研究でよく使われるもの。人前で5分間スピーチをし、その後5分間の暗算課題を、評価者に見られながら行います。
その後、皮膚からどのくらい水分が逃げるか(TEWL)を測定したところ、ストレスを受けたグループは、受けなかったグループより2時間後の皮膚バリアの回復が約10%遅れていました。
出典:Robles TF. Stress, Social Support, and Delayed Skin Barrier Recovery. Psychosomatic Medicine. 2007;69(8):807–815.doi:10.1097/PSY.0b013e318157b12e.
しかし、嫌な実験ですねぇ!
これは「人前で発表しなければならない」「評価されている」「失敗できない」という、かなり典型的な社会的ストレスです。
私も、先日ニューヨークでブランドの発表会をやった時がまさにこれでしたね。
しかも時差ボケで一睡もしてない、慣れない着物、英語で挨拶、まぁまぁアウェー、失敗できないという、今考えても恐るべきストレス状態じゃないかっ!
やばい、ちょっと老けたかもしれないです(笑)。
ところが、その後の2009年のUCLAとUniversity of Kansasの研究で、ちょっと嬉しいことがわかりました。
健康な男女60人(平均22.7歳)に、普段どのくらいポジティブな感情を持っているかを質問票で測定し、2007年の研究と同じように心理的ストレスを与えて、皮膚バリアの回復を調べました。
すると、ストレスを受けた人の中でも、普段からポジティブな感情が強い人ほど、皮膚バリアの回復が速かったのです。
しかも単に「ネガティブな感情が少ない」というだけでは説明できず、「ポジティブな感情」そのものが、ストレスによる皮膚への影響を和らげる可能性が示されたのです。これは、「心の状態が、皮膚が修復する力にまで関係する」という、とても興味深い研究です。
出典:Robles TF, Brooks KP, Pressman SD. Trait Positive Affect Buffers the Effects of Acute Stress on Skin Barrier Recovery. Health Psychology. 2009;28(3):373–378. doi:10.1037/a0014662.
そしてもうひとつ、今度は「心の状態と、実際の顔のシワ」の関係です。
2022年、メナード化粧品と名古屋大学大学院医学系研究科の共同研究で、日本人女性1200人を対象に、日頃感じているストレスと肌状態を調べました。
すると、ストレス度が高い人ほど肌状態が悪い傾向があり、特に眉間のシワとの関連がはっきり確認されました。さらに、目尻のシワ、ほうれい線、口角のシワにも関連が見られました。日焼け止めの使用頻度や喫煙習慣などを考慮しても、この関連は変わりませんでした。
もちろん、これは「ストレスがシワを作った」と証明する実験ではありません。でも、日常的なストレスと、実際の顔に現れるエイジングサインとの関連が、1200人というかなり大きな人数で確認されたのは興味深いですよね。
出典:Inoue Y, Hasebe Y, Igarashi T, et al. Analysis of the Effect of Daily Stress on the Skin and Search for Genetic Loci Involved in the Perceived Stress of an Individual. Skin Health and Disease. 2022;2(3). doi:10.1002/ski2.110.
さらに2025年には、35~55歳の女性を対象に、慢性的な心理的ストレスと肌の老化を調べた研究もあります。
参加者を自覚しているストレスの程度によって、軽度ストレス群と中程度ストレス群に分け、肌のきめや小じわ、皮膚バリアなどを専用の測定機器で詳しく調べました。
すると、中程度ストレス群は軽度ストレス群に比べ、肌表面の細かな凹凸を示す指標が32.9%高く、最大粗さは17.6%、総粗さは17.4%高いという結果に。
さらに、皮膚バリア機能や抗酸化能にも違いが見られました。
細胞実験では、ストレスホルモンのコルチゾールによって、Ⅰ型・Ⅲ型コラーゲンなどに関わる遺伝子発現が低下することも確認されています。
出典:Pujos M, Chamayou-Robert C, Parat M, et al. Impact of Chronic Moderate Psychological Stress on Skin Aging: Exploratory Clinical Study and Cellular Functioning. Journal of Cosmetic Dermatology. 2025;24(1). doi:10.1111/jocd.16634.
わーお!
ここまでくると、「ストレスって肌荒れするよね」くらいの話ではなく、心の状態が皮膚の修復やバリア、そして肌の見た目にまで関係している可能性が、かなり具体的に見えてきます。

今までは肌の状態を主に見てきましたが、今度は心理的ストレスで見た目が老けて見えるのかどうかの実験。
2023年、資生堂と名古屋大学の研究者が行いました。
参加者は29歳~42歳の健康な日本人男性13名で、まず普通の状態で顔の写真を撮影します。
その後、Stroop Color-Word Testという心理的ストレスをかける課題を11分間行ってもらいます。これは、例えば「赤」という文字が青い色で表示されたりするので、文字の意味ではなく「文字が何色で表示されているか」をできるだけ早く答えなければいけないというもの。しかも、間違えたり回答が遅れたりするとエラー音が鳴る。研究者に見られながら、どんどん答えなければいけないというものです。そしてストレスをかける前と、ストレス直後、1時間後、3時間後に顔を撮影しました。
その写真を、今度は日本在住の男女700名に見てもらい、「どちらの顔がより老けて見えるか」「どちらが疲れて見えるか」「どちらが健康的に見えるか」などを評価してもらいます。
すると驚くことに、たった11分間の心理的ストレスを受けただけで、同じ人の顔が「老けて見える」と評価される割合が、ストレスを受ける前より有意に高くなりました!
しかも、その変化は直後だけではなく、1時間後、3時間後にも確認されました。
さらに、ストレス後の顔は「疲れて見える」「イライラして見える」とも評価され、一方でストレス前の顔は「健康的」「清潔感がある」と評価されました。
もちろん、11分でシワが増えたわけではありません(笑)。この研究で変化したのは、顔の「構造」そのものではなく、第三者から見た「顔の印象」です。
ちょっと興味深いのは、研究ではストレスを受けると心拍数が上がり、その後、頬の皮膚の血流が低下することも測定されています。
つまり、心理的ストレス→自律神経の変化→顔の血流の変化→顔の印象が変わる→なんだか老けて見えるということが起こっている可能性があるんです。
出典:Koizumi K, Hirao N, Yamanami H, Ohira H. Effects of Mild Psychological Stress on Facial Impressions. Frontiers in Psychology. 2023;14:1186046. doi:10.3389/fpsyg.2023.1186046.
いやいや、ちょっと待ってください!たった11分のストレスで「老けて見える」って、
どういうことですかっ!
会社や家のトイレで鏡を見て、「なんか今日、顔がヤバいなぁ」と思う日ってありますよね。
もしかしたら、仕事でのちょっとした嫌なやりとり、ママ友や家族とのいざこざ、そういうものが瞬時に顔に出ているのかもしれません。

これまで、ストレスと顔の見た目のつながりばかり書いてきましたが、細胞の老化についてはどうでしょうか?
2004年、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のElissa Epel博士、ノーベル賞受賞者のElizabeth Blackburn博士らが、20~50歳の健康な女性58名を対象に、心理的ストレスと「細胞の老化」の関係を調べました。
参加者は全員、少なくとも1人の子どもを持つ母親。そのうち39人は、慢性的な病気を抱えた子どもの介護をしており、19人は健康な子どもの母親でした。
研究者が注目したのは、染色体の末端にある「テロメア」です。テロメアは、靴ひもの先端についているキャップのようなもので、染色体の端を保護する役割があります。細胞が分裂するたびに少しずつ短くなっていくため、一般に「細胞の老化を反映する指標」のひとつとして研究されています。
そして、この研究で興味深かったのは、単に「病気の子どもを持っているかどうか」ではなく、本人が「どのくらい強いストレスを感じているか」とテロメアの長さとの関係です。
その結果、慢性的なストレスを強く感じている女性ほどテロメアが短く、
さらにテロメアの維持に関係するテロメラーゼ活性も低いことがわかりました。
研究者たちが年齢、BMI、喫煙、運動、ビタミン、ミネラルの摂取など、いくつかの要因を調整しても、この関連は残りました。さらに研究者は、ストレスを感じている度合いの高い女性と低い女性のテロメアの長さの差を、一般的な加齢によるテロメア短縮速度に当てはめて計算しました。
すると、その差はなんと約9~17年分の加齢による短縮に相当することが分かったのです!
ストレスを強く感じていると細胞の老化が17年も進む!?もちろん、単純には言い切れないし、この研究は一時点で測定した横断研究なので、ストレスが直接テロメアを短くしたという因果関係を証明したわけでもありません。
それでも、20~50歳という、まだそれほど高齢ではない女性たちを調べた研究で、心のストレスの大きさが細胞レベルにまで及んでいるのは、めっちゃ気になります。
肌のシワやたるみのような「目に見える老化」だけではなく、私たちの身体のもっと深いところでも、心の状態と老化がつながっている可能性があります。
出典: Epel ES, Blackburn EH, Lin J, et al. Accelerated Telomere Shortening in Response to Life Stress. PNAS. 2004;101(49):17312–17315. doi:10.1073/pnas.0407162101.

ポジティブな感情が大事なのは分かるけど、どんな人にも生きてる以上は毎日ストレスはあるし、どうしたらいいのよ!って話ですが、上記の研究でも分かるように、例え物理的なストレスがあっても、それを心がすごくストレスと感じているか否かで、ずいぶん違うことが分かると思います。
私のストレス軽減方法は、「主演女優」方式です。「真の主体性を持つ」という言い方も出来るんですが、「起きてしまった出来事」や「他人の気持や性格」を変えることは出来ませんが、それをどう捉え、どう反応し、どう活かすかは自分自身が自由に変えられますよね?変えられないものを無理にコントロールしようとするとストレスが高まり、最終的には無気力になり、空しくなります。自分自身のことなら変えたければ努力して変えればいいし、外側のことであれば、それに対する自らの反応の仕方を主体的に決めていくと楽になります。
この人生はあなたが主演のステージであり、あなたがその演出家だと考えれば、すべては自由自在であることが見えてくる。そしてそのすべての責任は自分自身にある。これが真の主体性です。まずは「どんな人生を生きたいか」というビジョンを持ってみて下さい。「人生を冒険のよう楽しむ」というビジョンを持つなら、どこかワクワクの姿勢となるので、出来事がストレスだとは感じにくくなくなると思います。
起きる出来事に対する反応も、そのビジョンに基づいた、自分がベストだと思う反応を選び取ってみて下さい。そうすると不思議や不思議、起きる出来事までが段々と変わっていきます。変えられるのはいつも「自分」と「自分の未来」だけです。
もうひとつのストレス軽減方法と言えるかと思うのですが、嫌なことや悲しいことがあった時、私がまず大事にしていることは、その感情に「気づくこと」。そして肯定も否定もせず、一歩引いてその感情を眺めてみることです。
その感情に溺れているうちは、感情に気づけないし眺めることなど出来ないです。ただただ感情にのまれてしまっています。あるいは感情があっても気づかないふりをして、どこか無意識化に埋めてしまう。これが一番最悪で、これを繰り返しているとやがて身体に症状が出てきたりします。脳に出て来た場合は深刻なうつなどの症状が出る場合も。
まずは自分の感情を見ないふりせずに、ちゃんと気づいてあげて下さい。気づいたら、すでに客観的になっているので、その感情と自分の間に空間が出来ています。あとは手放してもいいし、抱きしめて統合してしまってもいい。

私はこの陰陽図が好きなのですが、目に見えるものの反対側には見えないものがあり、陰も陽も両方あってひとつのものが形成されている。ネガティブなのも自分自身の一部。気づいて抱きしめてあげましょう。

ここまで「ストレスがお肌や顔の印象、細胞にまで影響が出る」という話をしてきましたが、では逆に、前向きな気持ちで年齢を重ねることは、身体にも良い影響を与えるのでしょうか?
実は、それを示唆する研究もたくさんあります。
2002年、イェール大学のBecca Levy博士らが、50歳以上の660人を追跡した有名な研究があります。
「自分の老いを肯定的に捉えている人」と「老いを否定的に捉えている人」を比較したところ、老化を肯定的に捉えていた人は、平均で7.5年長く生きていたのです。年齢をどう受け止めるかという心の持ち方が、長寿にまで繋がるというのはとても興味深いですよね。
出典: Levy BR, Slade MD, Kunkel SR, Kasl SV. Longevity Increased by Positive Self-Perceptions of Aging. Journal of Personality and Social Psychology. 2002;83(2):261–270. doi:10.1037/0022-3514.83.2.261.
さらに2014年、同じくLevy博士らは61~99歳の100人を対象に、本人が意識していないレベルで「高齢者は元気で活動的」という肯定的なイメージを繰り返し与える実験を行いました。
すると、老化に対する本人の認識がより肯定的になり、身体機能まで改善しました。しかも、その効果は実験が終了した3週間後にも残っていました。
つまり、「年だからもう無理」と思い込んでしまうことと、「まだまだできる」と思うことでは、実際の身体の動きにまで違いが出る可能性があるんです。
出典: Levy BR, Pilver CE, Chung PH, Slade MD. Subliminal Strengthening: Improving Older Individuals’ Physical Function Over Time with an Implicit-Age-Stereotype Intervention. Psychological Science. 2014;25(12):2127–2135. doi:10.1177/0956797614551970.
また、楽観性についても面白いデータがあります。
2019年にJAMA Network Openに掲載された15研究、約22万9千人の解析では、楽観的な人は心血管の疾患リスクが約35%低く、全死亡リスクも約14%低いという結果が出ています。ポジティブ族って、すごい!
出典: Rozanski A, Bavishi C, Kubzansky LD, Cohen R. Association of Optimism With Cardiovascular Events and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Network Open. 2019;2(9):e1912200. doi:10.1001/jamanetworkopen.2019.12200.
そして忘れてはいけないのが、人とのつながり。
約30万人を対象にした148研究の解析では、社会的なつながりが強い人ほど、生存率が高いことが示されています。
出典: Holt-Lunstad J, Smith TB, Layton JB. Social Relationships and Mortality Risk: A Meta-analytic Review. PLoS Medicine. 2010;7(7):e1000316. doi:10.1371/journal.pmed.1000316.
こうして研究を見ていくと、どう年齢を捉えるか、どんな気持ちで毎日を過ごすか、人生にまだ楽しみや目的を感じているか、人とつながっているか。
こうした「目には見えないもの」が、単なる精神論ではなく、長い時間をかけて私たちの身体や健康にも関係している可能性が見えてきます。

そして最後に、もうひとつ私が面白いと思っているのが、「自分をきれいにしよう」とする行為そのものが、心にどんな影響を与えるのかという研究です。
まず、スキンケアについて。
2020年の研究では、34歳前後の子どもを持つ女性89人と、平均45歳の女性91人を対象に、28日間、毎日のフェイススキンケアを続けてもらいました。
すると、スキンケアを行った女性たちでは、幸福感や自己肯定感、自分自身をコントロールできているという感覚が改善しました。
特に34歳前後の女性では、「自分自身に対するイメージ」や「自分にはできる」という感覚など、QOLに関わる項目にも良い変化が見られました。
出典: Zhang L, Adique A, Sarkar P, et al. The Impact of Routine Skin Care on the Quality of Life. Cosmetics. 2020;7(3):59. doi:10.3390/cosmetics7030059.
つまりこれは、単に「肌がきれいになったから嬉しい」という話だけではなく、毎日、自分の肌に手をかける→自分自身に意識を向ける→自分に対する感じ方が変わる、という可能性を示しているんです。
さらに、もっと直接的に「化粧をする」という行為そのものを調べた実験もあります。 1990年、日本で行われた実験では、20代の女性24人に「化粧をしない」「自分でいつもの化粧をする」「プロに化粧をしてもらう」という3つの条件を体験してもらい、自信、自己満足感、不安、活性度などをそれぞれ測定しました。
すると、自分で化粧した場合でも、プロに化粧をしてもらった場合でも、
自信と自己満足感が有意に上昇しました。
これは「化粧をしたら他人から若く見られた」という話ではありません。
自分をきれいにするという行為そのものが、自分の気持ちを前向きに変えたという研究なんです。
出典: Yogo M, Hama H, Tsuda K, Suzuki Y, Tagami K. Effects of Use of Cosmetics on Women’s Psychological Well-being. The Japanese Journal of Health Psychology. 1990;3(1):28–32. doi:10.11560/jahp.3.1_28.
そして近年では、さらに一歩進んで、「メイクを習慣的にするようになったことで、心理状態やストレス反応が変化するのか」を調べたランダム比較試験も報告されています。
この研究では、それまでメイクをあまり習慣的にしていなかった成人女性を、メイクをするよう促すグループと、何も促さない対照群に分け、60日間追跡しました。
すると、メイクをするようになったグループでは、抑うつ症状が持続的に低下し、自己イメージも改善しました。
さらに対面で参加した一部の女性では、最初のメイク講習とメイクを行った直後に、唾液中のストレスホルモン「コルチゾール」が約55%低下しました。
出典: Effect of Makeup Use on Depressive Symptoms: An Open, Randomized and Controlled Trial. Dermatology and Therapy. 2024. doi:10.1007/s13555-024-01128-w.
つまり、メイクには一時的なストレス反応を和らげる可能性と、習慣として続けることで心理状態に影響する可能性の、両方が示されたことになります。
もちろん、これだけで「メイクはストレス解消になる」と決めつけることはできませんが美容を頑張る→自分の外見に意識を向ける→自分自身への評価が変わる→心理状態やストレス反応にも変化が起こるという可能性を考えるには、とても興味深い研究です。
そう考えると、スキンケアもメイクも、単に「きれいになるための作業」ではないのかもしれません。
化粧水をつけるときに自分の肌に触れる、今日はどのクリームを使おうかなと考える、新しい口紅を試してみる、「今日はちょっときれいにして出かけよう」と思う。
そして、それが少し気分を上げたり、自分を好きになったり、外に出て誰かに会いたくなったりすることにつながるのだとしたら、美容には、肌そのものをケアする以上に、「自分を大切にする」という深いケア効果があるのかなと感じます。
私はこれ自体が、かなり大きなナチュラルアンチエイジングだと思っています。
最後はずいぶんと大作になってしまいましたが、みなさま「アンチエイジングの鬼 コスメキッチン出張所」いかがだったでしょうか?
また、コスメキッチンやビープルのイベントや売り場などで私を見かけたら、ぜひ感想などをお伝え頂けると嬉しいです。お読み頂きまして、本当にありがとうございました!
1968年大阪府生まれ。カイロプラクターとして骨の歪みの矯正から、食事や生活指導も行う代替医療の治療家。30代からエイジレスな生き方の研究を始め、2005年に始めた「アンチエイジングの鬼」が超人気ブログとなる。2008年、国産オーガニックコスメ&フーズブランドの草分け「アムリターラ」を創業し、現在も代表と商品開発を兼務。

アンチエイジングの鬼 コスメキッチン出張所
株式会社AMRITARA代表 勝田小百合