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美容ジャーナリスト齋藤薫の”引き寄せ”コスメ
美容ジャーナリスト齋藤薫の
“引き寄せ”コスメ
リモート生活が終わって、
逆に戸惑っている人、不安な人に伝えたい。
動き出すところに、希望が生まれるのだと。
長かった在宅生活を経て、かつての日常が戻ってきている。でも逆に、元通りになることに不安を感じている人が少なくないのだろう。人との距離が適度に取れていたから、心が落ち着いていたかもしれないリモート生活が、突如終わって戸惑っている人が少なくないはずなのだ。だから今こう考えて欲しい。元に戻るのではなく、前に進むのだと。自分にとって何が必要で何が不要か、この2年間でよく見えたはずだし、自分にとって誰が大切なのかも一緒に見えてきたはず。そういう正解を心に、 新しい日常を組み立てていけば良いのだと思う。大丈夫、今の時代にも、また私たちのちょっと不安定な気持ちにも、見事に寄り添うコスメやインナーケア、アロマや生理用品が新しいスタートをサポートしてくれる。動き出すことろに希望が生まれることを知っている “引き寄せコスメたち”が、手厚くサポートしてくれるはず。だから動き出したい、希望を持って。
サボっていた自分を変えるなら
全身潤いミルク
長かった巣ごもり生活。全身ピカピカに磨いた人もいれば、ボディケアをすっかり怠っていた人もいるのかもしれない。どちらにしてもフェイスケアと違って大きな個人差が出がちなボディケア。人に見せない部分ほど、丁寧にお手入れしておくと心にゆとりが生まれ表情まで美しくなるって気づいていただろうか。そこで、サボっていた自分を変えたいと思うなら、今はこれ。ヴェレダのスキンフードボディーミルクを選びたい。ベタつかずにするりと伸びて、それこそ粉を吹くほどにカラカラに乾燥してしまった肌をその場でしとしとに和らげて、つっぱりやざらつきを優しく解決してくれる。自分を好きになれる潤いと言ったら、これ。
スキンフードボディミルク
200ml / ¥3,300
表も裏も魅力満載の1枚に出会った日からもう虜!
肌は“拭かれること”が好き。それだけでうっとり心まで潤うよう。そこに“保湿+肌荒れ防止+角質ケア”の3ウェイを載せた嬉しすぎる1枚。ふんわりしっとり肌を滑る綿のパッドはダマスクローズウォーター*1をたっぷりと含んで。パンテノール*2やハイビスカスエキス*3配合、表裏で別の働きを宿す贅沢さ。エンボス面でソフトピーリング、フラット面は部分マスクと、目的別に使い分けができ、つるんとした美肌になる仕上がりは、一度使ったら虜。陶酔系ローズの香りも含め、本当に魅力満載。お手入れが面倒なほど疲れている時、気持ちが下がっている時に、物事を始める意欲までを、一枚でグググッと立ち上がらせてくれる頼もしい存在でもあるのだ。
*1ダマスクバラ花水 *2*3すぺて保湿成分
ローズインフューズドトーニングパッド
180ml·60枚入/¥4,400
これほど思いが込もる
“おまじない”アイテムはない
「おまじない」の意味を持つチャントアチャーム。毎日のクレンジングも肌への“おまじない”と言えるほど、日々心を込めて丁寧にこなしたい大切な儀式と言える。そういう意味で、これ以上ないほど肌への思いをそっくり託せる逸品がこれ。マッサージでミルク状→オイル状→ぬるま湯を加えて再びミルク状と、3段階の形状変化を見せ、そのたびに肌表面の古い角質やハードなメイクまで丁寧に取り除き、肌を整えていくからだ。北アルプスの温泉水をベースに山梨県の無農薬ハーブをふんだんに、落とすことと潤すことを同じ同等に考えて、コスメキッチンクレンジング部門2年連続人気No.1*。一度体験してみて。
*2021年1月1日~11月30日自社調べ コスメキッチンクレンジング部門において
クレンジングミルク
130ml/ ¥2,750
天然由来成分100%の二層に込められたミストに
思わず気分高まる!
今、注目を集めるのが仕上げミスト。化粧崩れを防ぎ、見えない膜としてのフィクサーが、外出が増えた今、存在感を高めているのだ。そして肌に負担をかけず、でも自由に自在に心からメイクを楽しむことを提案してくれる m.m.m(ムー)からも今春、メイクフィクサーがデビュー。シリコンを使わず、二層タイプによる適度な油分と水分のコンビネーションで、肌をピタリと包み込むから肌に優しい上に頼もしい。エーデルワイスエキス*1で肌荒れを防ぎ、タチジャコウソウ*2で引き締めて、100%天然由来成分で保湿しながらツヤ肌仕上げ。この満足感は、きっと外出への高揚感まで高めてくれる。
*1 保湿成分
*2タチジャコウソウ花/葉エキス(整肌成分)
メイクフィクサー
50ml / ¥2,500
心温まるような配慮満載のナプキンがあった
にわかに注目を浴びるフエムテック、女性たちがとても過酷な思いをし、語るのもタブーとされてきただけに、つい最近まで情報がなさすぎた分野。ようやく何が正しいのかが模索され、一人ひとりに快適な生理用品が提案できるのは本当に喜ばしいこと。例えば、世界初のオーガニック系の生理用品メーカーであるナトラケア社*は創立者が環境保護の活動家、日々大量に捨てられる生理用品の環境への影響を考え、地球にも女性の体にも優しい自然素材の生理用品が生まれた。蒸れにくいのに、乾かない、冷えない、くつつかないから痒くならないなど、使い手の身になった配慮がいっぱい、一般品に不満がなくても出会ってみたいナプキンだ。
* 2021年9月時点
ウルトラパッドノーマル(ふつうの日用羽つき)
10個入/¥704
祈るように浴びる聖なる香りのシャワー
ヨガやアロマ、ハワイアンヒーリングの資格を取得、ハワイヘ移住後のオーガニックライフが憧れの的となった吉川ひなのさんプロデュース。このエネルギーミストは、古くから神聖なハーブとして重宝されてきたホーリーバジルやフランキンセンス、ホワイトセージなど6種のハーブをブレンドし、精油の香りの引き出すような、ナチュラルなのに厳かな素晴らしい香りとなった。気分を変えたい時、空気をリフレッシュするだけで自然とポジティブになれるはず。大容量のタイプにはクリスタルが入って、植物と天然石の、Wの力を予感できるはず。
エネルギーミスト
100ml/¥7,700
2/17 (木)発売
身も心も清めるような
「手水」の清々しさで洗う
今や「手を洗うこと」は、「おはよう」や「こんにちは」の挨拶のように当たり前の習慣になっている。もともと「手洗い」には、神社で参拝の前に行う「手水」のように、身も心も清めるような意味がある。日本人にとっては居住まいを正すような姿勢を正すような意味もあるのだろう。何かそうしたリチュアル的な印象を生まれながらに持っているのが、このジェラートピケオムのハンドケア。ベルガモット*1やパチョリ*2の精油ブレンドが清々しく、やはり女性用には見られない凛とした爽快感漂うすっきりとした洗い上がりと、すっきりクリアなシトラスミントの香りは、まさに背筋が伸びるよう。
*1 ベルガモット果実油 *2パチョリ葉油(共に香料)
ナチュラルハンドソープ
300ml / ¥2,420
リズムを整え、輝くキレイを取り戻す
不規則な生活が続くと、状況を変えなくては!と思っても一体何から手を打つべきか、戸惑うはず。そんな時にこそ、パリの人々の如く気軽にハーブを取り入れられるエルボリステリアのインナーケア。目的別に選べる「オイルカプセル月見草」米国先住民が体調管理として活用していた月見草の種子オイルには、人の体では作れない必須脂肪酸のリノール酸を70%も、ガンマーリノレン酸も約10%含有。不足しがちな栄養を補う事で、女性のリズムもサポートする、煌めきキレイと元気の新習慣!
オイルカプセル月見草
90粒/¥4,320
詳細はこちら
※★印のあるアイテムはすべてWEB STOREでもご購入いただけます。
※取扱い商品は店舗により異なります。
※新商品は発売日が変更となる場合がございます。
ー 第2章 ー
動き出さなければ、傷つくこともない。
でもそれでは希望も生まれない。
人生は輝かない。
大失恋したり、致命的な失敗をしたり、一番大切なものを失ってしまったり……言うならば、激しい失望感に襲われた時、あなたはどうするのだろう。何もする気が起こらず、部屋に閉じこもる人。食事もそこそこに、ベッドに潜り込む人。いや今は、そういうダメージを生みたくないから、元々危険は犯さないと言う人が少なくないのだろう。最初から傷つくような恋はしない、最初から失敗を伴うことは始めない、失って辛いようなものはなるべく持たない……そんなふうに臆病になって動き出さなくなってしまった人が。
動き出さなければ傷つくこともないのは確か。でも本当にそれでいいのだろうか?扉を閉めてジッとしていれば、 確かに失望はないけれど、 代わりに希望も生まれてこない。人生は輝かない。それはあまりにも大きな損失なのではないか。
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小説でも映画でも、主人公がいてストーリーがあるものは、必ず失望があり、でも必ず希望がある。そしてその分だけ感動がある。それらがないとドラマにならないし、物語として人を惹きつける力を持てないからである。
例えば、とても多くの人が見た「愛の不時着」でも、ヒロインがパラグライダーに乗らなければ、何事も起きなかった。風に流されて北朝鮮に不時着し絶望の淵に立たされることもなかった。でもだから愛を知り、それまで感じたこともない生の希望を抱くようになる。でも、そこは北。いかなる愛も許されず、愛する分だけ失望が生まれ、でもまた希望を生み、というふうに、寄せては返す波の如く失望と希望が交互に現れ、そのたびにどんどん感動が深まっていく。人生はまさに、失望と希望と感動でできていることを思い知らされるのだ。やがては、ドラマのない人生を送るのはあまりに味気ないという気がしてくるはずだ。そもそも失望が失望のまま終わる事はありえない。時薬(時が解決してくれるという心の癒し方)も手伝って、どこかで必ず希望が生まれる。 だから、恐れずに行動を起こしたいのである。
ただ、希望にもまた行動が必要。希望はとてもポジティブな感情だけれど、喜びや快楽などのポジティブさと決定的に違うのは、それこそマイナスから這い上がる時に必要だから、大きなエネルギーがいる。つまり心で描くだけではダメ。心の中で「希望、希望」といくら唱えても、希望は生まれてこない。何らかのムーブ、具体的な行動が伴ってはじめて、希望がオンになるのだ。もう立ち上がれないほど落ち込んでいても、なお立ち上がる力に希望は宿るのだから。
その時、具体的な目的や夢につかまって立ち上がれば、難なく立ち上がれるが、それもなるべく身近な、今すぐにでも実現可能な目的であること。例えば、身も心も冷えているからジンジャーティーを作って、自分を温めてあげたい。そういう目的につかまってソファから立ち上がる。それができたら、次は新しい服を買いに出かけたくなる。またそれができたら、しばらく会っていなかった友達に会いたくなる。そうやって階段を上るように少しずつ少しずつ、目的のハードル上げていってみてほしい。
その時もう一つの決め手が、じつは「筋肉」。とても単純に、立ち上がる時の気力を作るのは筋肉だから。不思議なことに、ちゃんと筋肉をつけておくと、希望が生まれやすい。まさに、心と体の両方で作るものだからである。立ち上がる力そのものが希望になるからである。
そういう意味でも、じっとしていてはいけない。体を動かして、行動して、立ち上がる、そういうクセが傷ついても傷ついても立ち上がれる心と体を作っていく。だからまた生き生きと行動できる……その好循環が人生に感動を呼び込み、ドラマチックな人生を作って、 人を輝かせるのだから。
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