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HOME > コスメキッチンジャーナル vol.33 Spring Edition > let's go out With Cosme Kitchen
自然の力で笑顔になれる 家族みんなのデイリーアイテム ご自身のケアにも、ホームケアにも、ナチュラル&オーガニックアイテム渡邉桂志さん。 今回もリアルにセレクトした愛用アイテムを公開します。 家族みんなでお肌や体に取り入れる物だから、心地よく使えるものを選びたい。 そんな気持ちが伝わってくるようなセレクトを、ぜひ参考にしてみて。
サボテン*の力でうるおいチャージ
相変わらず続いている長女のスキンケア。健やかな肌を目指して楽しくケアを続けています。今は水分を保つ役割を持つウチワサボテンのエキス*を使用した、ミスト化粧水をお試し中。暖房やマスクで乾燥しがちな肌に、みずみずしいうるおいを与えてくれています。 *オプンチアフィクスインジカ茎エキス
ウチワサボテン フェイシャルミスト
100mL / ¥3,300
爽快なハーブですっきりさを感じて
グリーンクレイ*1にこだわるシチリア生まれのアルジタルから、歯磨きペーストをご紹介。まだ歯磨き粉がなかった昔、噛んだり擦り付けたりして歯を磨いたと言われるセージ*2を配合しています。泡立ちが穏やかで、ペースト感を残しながらしっかり洗えるので、すっきり爽快です! *1フラー土(清掃剤) *2セージ油(香味剤)
グリーンクレイ歯みがき(セージ)
75mL / ¥1,980
レモングラス&ジンジャーのフレッシュな香り
街よりも気温が低い山の家では、まだまだ寒くて空気の入れ替えが辛い・・・とはいえストーブの熱が籠りがちになってしまうので、この天然精油がブレンドされたルームスプレーを日に何回かシュシュッとスプレー。乾燥した部屋の空気を一気に清々しくしてくれます。
L&G ルームスプレー
100mL / ¥2,530
顔も体も髪の毛も全身OKハーブバーム
ココナッツオイル*に、気分をすっきりさせてくれる12種のハーブやスパイスがブレンドされたバーム。手に塗って香りを充分に嗅いだ後、顔や胸元に塗り込んで使っています。すっとした香りが続き、気分をリフレッシュできます。マスクに塗るのもいいかも! *ヤシ油(保湿成分)
オイルバーム ブレスユー40g
40g / ¥3,740
プラ削減と使い心地の良さ両方叶う!
固形のシャンプー&トリートメントは初めての体験!コンパクトなのに液体タイプの1.5倍くらい洗髪可能で環境にもお財布にも優しいですね。それぞれをネットに入れお風呂場に吊るしています。常にお風呂場がイイ香り。
シャンプーバー スムース&モイスト
100g / ¥1,540
ナリッシング コンディショナーバー
80g / ¥1,760
これ1本で家中ピカピカに
山の家でハンドウォッシュや洗剤、お皿洗いなど様々なアイテムを使用しているエコストアの、除菌*もできるマルチクリーナースプレー。こちらも当然、植物由来成分のパワフルな力で家中の様々な汚れにアプローチしてくれます。ツンとした匂いもなく、ふき終わりの質感・香りともにさらっと軽やかです。 *すべての菌を除菌できるわけではありません
マルチクリーナー スプレー < シトラス >
500mL / ¥748
クルクル磨くマッサージボール
クレイ*1と米ぬか*2を手仕事で包んだ独特なフォルムが特徴的。たっぷり入っていて顔だけじゃ終わらない(笑)この一回分ひとつで、全身マッサージ出来ちゃいます!踵、肘は念入りに。個包装なので山に行くときにも持っていっています。無香料なのも、家族みんなで使いやすい。 *1タナクラクレイ *2 コメヌカ(共にスクラブ成分)
マッサージ バッグ
6個入 / ¥3,300
※取扱い商品は店舗により異なります。 ※新商品は発売日が変更となる場合がございます。 ※価格はすべて税込みです。
渡邊桂志 / Keishi Watanabe
株式会社 ongo / クリエイティブディレクター。出会って25年、結婚15年 目の妻と、アクティブな中二の長女、かわいいもの好きな小四の次女、山で 生まれた保護犬のロウ。4人と1匹で地方への移住も視野に入れ、東京と 山梨の家とキャンピングカーでの多拠点生活を送っている。
大失恋したり、致命的な失敗をしたり、一番大切なものを失ってしまったり……言うならば、激しい失望感に襲われた時、あなたはどうするのだろう。何もする気が起こらず、部屋に閉じこもる人。食事もそこそこに、ベッドに潜り込む人。いや今は、そういうダメージを生みたくないから、元々危険は犯さないと言う人が少なくないのだろう。最初から傷つくような恋はしない、最初から失敗を伴うことは始めない、失って辛いようなものはなるべく持たない……そんなふうに臆病になって動き出さなくなってしまった人が。 動き出さなければ傷つくこともないのは確か。でも本当にそれでいいのだろうか?扉を閉めてジッとしていれば、 確かに失望はないけれど、 代わりに希望も生まれてこない。人生は輝かない。それはあまりにも大きな損失なのではないか。
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小説でも映画でも、主人公がいてストーリーがあるものは、必ず失望があり、でも必ず希望がある。そしてその分だけ感動がある。それらがないとドラマにならないし、物語として人を惹きつける力を持てないからである。
例えば、とても多くの人が見た「愛の不時着」でも、ヒロインがパラグライダーに乗らなければ、何事も起きなかった。風に流されて北朝鮮に不時着し絶望の淵に立たされることもなかった。でもだから愛を知り、それまで感じたこともない生の希望を抱くようになる。でも、そこは北。いかなる愛も許されず、愛する分だけ失望が生まれ、でもまた希望を生み、というふうに、寄せては返す波の如く失望と希望が交互に現れ、そのたびにどんどん感動が深まっていく。人生はまさに、失望と希望と感動でできていることを思い知らされるのだ。やがては、ドラマのない人生を送るのはあまりに味気ないという気がしてくるはずだ。そもそも失望が失望のまま終わる事はありえない。時薬(時が解決してくれるという心の癒し方)も手伝って、どこかで必ず希望が生まれる。 だから、恐れずに行動を起こしたいのである。
ただ、希望にもまた行動が必要。希望はとてもポジティブな感情だけれど、喜びや快楽などのポジティブさと決定的に違うのは、それこそマイナスから這い上がる時に必要だから、大きなエネルギーがいる。つまり心で描くだけではダメ。心の中で「希望、希望」といくら唱えても、希望は生まれてこない。何らかのムーブ、具体的な行動が伴ってはじめて、希望がオンになるのだ。もう立ち上がれないほど落ち込んでいても、なお立ち上がる力に希望は宿るのだから。
その時、具体的な目的や夢につかまって立ち上がれば、難なく立ち上がれるが、それもなるべく身近な、今すぐにでも実現可能な目的であること。例えば、身も心も冷えているからジンジャーティーを作って、自分を温めてあげたい。そういう目的につかまってソファから立ち上がる。それができたら、次は新しい服を買いに出かけたくなる。またそれができたら、しばらく会っていなかった友達に会いたくなる。そうやって階段を上るように少しずつ少しずつ、目的のハードル上げていってみてほしい。
その時もう一つの決め手が、じつは「筋肉」。とても単純に、立ち上がる時の気力を作るのは筋肉だから。不思議なことに、ちゃんと筋肉をつけておくと、希望が生まれやすい。まさに、心と体の両方で作るものだからである。立ち上がる力そのものが希望になるからである。
そういう意味でも、じっとしていてはいけない。体を動かして、行動して、立ち上がる、そういうクセが傷ついても傷ついても立ち上がれる心と体を作っていく。だからまた生き生きと行動できる……その好循環が人生に感動を呼び込み、ドラマチックな人生を作って、 人を輝かせるのだから。