知っておきたい!女性ホルモンのゆらぎと不調
こんにちは!季節は冬から春へ…寒暖の差が激しくなる季節ですね。また、新年度となるタイミングで生活環境に変化がある方も多いのではないでしょうか。これまでお話してきたように女性ホルモンのゆらぎの原因のひとつに「ストレス」が大きく関わっています。気温差や環境の変化は心と体に大きなストレスを与えることになりますから、毎日のセルフケアで心身ともにリラックスする時間を大切にしてくださいね。
さて、今回は女性ホルモンのゆらぎによって起こるさまざまな不調やかかりやすい病気についてお話します。みなさんはかかりつけの婦人科はありますか?
現代の女性は一生の月経回数が約450回、昔の女性に比べると10倍にもなると言われています。女性のライフスタイルが変化し、出産が減ったことで月経の回数が多くなったのです。それに伴って月経痛や月経不順、月経前症候群や貧血、吹き出物や肌荒れ…さまざまな不調に翻弄されています。また、月経痛やPMSはあって当たり前、ではありません。何かの病気が隠れているかもしれませんので我慢や放置は禁物です。
年代別には20代から30代に多い子宮頸がん、閉経後に発症率が上がる子宮体がん。年代問わず卵巣の病気は静かに進行します。甲状腺やリウマチも女性に多くみられる病気ですし、閉経後は骨粗しょう症や生活習慣病のリスクも上がってきますので、定期的な検診を受けて自分の身体の状態をチェックすることが必要です。
何よりも日ごろからバランスの良いお食事、適度な運動を心がけ、体を冷やさないように気を付けることが大事。自分の取扱説明書を作るつもりで、心が疲れたら好きな香りやハーブなどでリラックスして、体調やライフスタイルに合わせたスーパーフードやサプリメントなども取り入れてみてください。心と体がぐっと楽になりますよ!
女性ホルモンは自律神経と免疫に深く関係します。プレ更年期や更年期世代に限らず、心配事や不規則な生活、栄養や睡眠の状態が悪いとホルモンがゆらぎ、自律神経が乱れ免疫力がダウンします。もちろん美容にも悪影轡を及ぼします。女性ホルモンは女性の美容と健康のお守りです。限りあるこの大切なお守りをムダに減らさないように、心地よいセルフケアと丁寧な暮らしを心がけてください。そしてぜひかかりつけの婦人科医を見つけてくださいね!